HSP/HSS

【書評】『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』はHSP/HSSなら是非読んで欲しい!勇気がわいてくるから!

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この記事はエミリー・ワプニック著の『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』を読んだ感想をまとめています。

 

『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』について

 

「マルチ・ポテンシャライト」とは、さまざまなことに興味を持ち、多くのことをクリエイティブに探究する人のことを言う造語です。

 

ひとつのことを最後までやり遂げられない。

スペシャリストになれないまま経験だけが増えていく…。

 

もしもあなたが自分を優柔不断だと責めたり、自信が持てずにいるのなら、是非とも読んでもらいたい本です。

 

これは、「やりたいことを一つだけ選んで、残りをすべてすててしまうなんてイヤだ」と考える人たちのための本です。好奇心旺盛で、新しいことを学ぶのが大好きで、いくつものアイデンティティをはぐくみ、それを自在に行き来するのを楽しむ、あなたのための本なのです。

 

様々なことに興味を持つ人が自分らしく幸せに生きる秘訣&キャリアを築いていく方法

が書かれているのですが、特に仕事について悩んでいるHSP/HSSにはピッタリな本ですよ。

最初に断っておきますが、この本にはHSP/HSSといった単語は出てきません

マルチ・ポテンシャライト=HSP/HSS と明言もされていません。

 

でも、読めば読むほど…、

 

これはHSP/HSSのことでは?

いや、HSP/HSSとしか思えない…

ってか、HSP/HSSに違いない!

 

と確信するほどHSP/HSSにドンピシャな内容なのです。

HSP/HSSについて書かれた書籍はまだあまり出回っていませんので、私はHSP/HSSだという方は是非とも読んでみてください。

ものすごく励まされますから!

著者エミリー・ワプニックって何やってる人?

「マルチ・ポテンシャライト」とはこの本の著者、エミリー・ワプニックが提唱したあたらしい概念です。

エミリーが「マルチ・ポテンシャライト」について説明したTEDでの講演は大反響を呼び、2015年の登壇から再生回数は600万回に迫る勢いです。

13分ほどの動画ですので、よかったら見てみてください。

 

天職が見つからない人がいるのはどうしてでしょう?(TED)※日本語テキスト付き

 

著者のエミリーはひとつの道に落ち着けず、音楽、アート、映画制作、法律と全く異なるジャンルを渡り歩いた後、このTEDの講演で一躍有名となりました。

そう、彼自身が「マルチ・ポテンシャライト」なのです。

今では講演家、キャリア・コーチ、コミュニティ・リーダーとしてまさに八面六臂の活躍ぶりなんです!

 

『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』の内容について

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ひと言でザクっとまとめると、

自分を矯正するのではなく全肯定して認める。そして自己分析しキャリアの可能性を広げていく!

ということが書かれています。

彼は著書の中でこう言っています。

自分の多面性と戦うのではなく、受け入れてみたら何が生まれるのだろう?

 

「なりたいすべてのものになっていい」と自分に許可を出せたら、あなたの人生はどう変わるのだろう?

 

実は私自身がHSP/HSSなのですが、この視点がすっぽり抜けていたなと痛感しました。

6社にわたって転職をくりかえし様々な職種を経験してきたのですが、かつての同僚は順調に出世していたり、独立していたり・・・。

それなりに新しい業界に飛び込んでがんばってきたつもりですが、「○○をやっている」と言い切れない自分を、根性なしの器用貧乏だとダメ出ししてきました。

人と比べては自信を無くし、羨んでいるのもイヤでしたが、今更どうにもできないしと諦めていました。

 

あふれ出る好奇心が抑えられない→新しい体験に飛び込む→すぐに習得する→たちまち飽きてしまう

HSP/HSSはこういった「広く浅い経験」をいくつも積み重ねては、自分を卑下していることでしょう。

でも、著者のエミリーはマルチポテンシャライトのことをこう言っています。

「好きなものを山ほど抱え、日々変化し続ける生き物」

なんて希望にあふれているんだぁーっ!

この本の特筆すべきところは、これまでのダメダメ(だと思っている)自分をどんどん肯定的に捉え直させてくれるところ。

読んでるはしからやる気がみなぎってくる栄養ドリンクのような本なんです!

 

私たちは知らず知らずのうちに「ひとつのことをやり遂げ、専門性を磨くのがいいこと」

なんだと刷り込まれてきましたが、マルチ・ポテンシャライト、HSP/HSSにはあてはまりません。

だってHSP/HSSはHSPの例外中の例外、100人中4~6人しかいない稀有な存在なのですから!

 

自分の原動力が何なのかを知れば、仕事選びもお金も充実感も手に入る!

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著者のエミリーは、マルチ・ポテンシャライトの強みを5つにまとめています。

マルチ・ポテンシャライトの5つの強み

①アイデアを統合できる
②学習速度が速い
③適応能力が高い
④大局的な視点
⑤さまざまな分野をつなぐ通訳になれる

まさにHSP/HSSにピッタリと当てはまりますよね!

では、これらの強みを活かしながら、どうやって自分らしいキャリアを作り上げていくか?

一番知りたいのはココですよね?

ご安心ください、かなり具体的に書かれていますから。

実はマルチ・ポテンシャライトにはタイプが4つあり、幸せに生きていく秘訣として「お金」「意義」「多様性」の3つの要素をどうやって得ていくか、がタイプ別に解説されています。

自分の原動力となっているものは何なのか、おすすめの仕事の選び方、ライフスタイルなどがかなり細かく紹介されているので、参考になりますよ。

秀逸なのは、所々で出てくるワークなんですが、簡単なチェックリストで自己分析ができるようになっているので、自分ごととして落とし込みながら読み進められる点がよかったです。

「辞め時を知るキーポイント」なんて、なるほどなぁ~とすごく参考になりました。

 

HSP/HSSの人はもちろんのこと、転職を重ねている人はひとまず読んでみて!

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さて、今回は『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』を読んで思ったことをまとめましたが、ズバリこんな方にオススメです。

 

こんな方にオススメ

・HSP/HSSの人
・転職を繰り返している人
・自分にあった仕事の選び方、人生設計の立て方を知りたい人
・自分らしさを失わずに少しでも収入を得たい人
・やりたいことがあるけど、具体的にどうすればいいのかわからない人
・好きなこと、得意なことがたくさんある人
・自分がなりたいと思う全てのものになりたい人

あ、書き忘れましたが、スーツ着て満員電車に乗って毎日同じ時間に会社行って…という毎日が苦痛で仕方ない人、もしくはとっくにムリ、諦めてる!って人には激しくオススメします。

枠からはみ出してるけど、幸せに充実した生き方をする具体策がたんまり載ってますからね。

 

成功するためには一つのことをやり遂げることが大切だと説いた本はあふれるほど出版されていますが、HSP/HSSの視点で仕事や人生設計の方法が書かれたものはほんとマレです。

HSP/HSSのことが書かれた本自体が少ないので、それだけでも読む価値アリですよ!