HSPが天職に就くべき理由は、実は「なぜHSPはいつも天職を追い求めてしまうのか」という裏テーマを考えていくとみえてきます。
- 「自分が本当にやりたいことって何だろう?」
- 「この仕事をしている意味ってあるの?」
こんな思いから転職をかさねてしまうHSPの方は多いのではないでしょうか?
この記事では、そんなHSPが天職に就いて好きなことを仕事にすると、楽しみながら輝ける3つの理由をお伝えしています。
Contents
1)HSPにとって仕事をする「目的」や「意義」は重要!
HSPは自分の本心をだませない
HSPは仕事や人生、理想的な生き方などを哲学的に考える傾向があります。
けれどもそう易々と答えが得られるものではないため、明確な指針がみつからないまま働いている人も多いことでしょう。
また、HSPは真実を見抜く力が鋭いため、自分の本心を無視できない面もあります。
お金のためだから、生活のために、と理屈ではわかっていても、
「自分が本当にやりたいことって何だろう?」
「この仕事をしている意味ってあるの?」
と深く、真摯に追求してしまうのです。
この、壮大な悩みを抱えつつ、自分の本心をだませないという「葛藤」を、多くのHSPが抱えていることでしょう。
けれども、HSPにとって働く目的や意義はとても重要な核となるものなのです。
そのため、一度見失ってしまうと人生の焦点が定まらないかのように心がグラついてしまい、仕事でのつまづきやストレスに弱く、転職を繰り返してしまうことがあります。
HSPこそ天職に就くべし!
その点、やりたいことが見つかり、その仕事に就くことができた場合はもともと真面目なHSPですので懸命に働くことでしょう。
好きなことに携われる喜びを作業ひとつひとつに見出すかもしれませんし、より技術に磨きをかけようと、ステップアップを目指していくかもしれません。
このように、自分の本心と行動が同じ方向を向いたとき、その仕事はHSPにとって天職となりうるのです。
「あなたにとって仕事とは?」
「仕事をとおしてどうありたいのか」
答えはそう簡単にみつかるものではないかもしれませんが、じっくりと考えてみてください。
あなたの核となる信念は、きっと辛いときの支えになってくれるはずです。
2)HSPにとって「感謝されること、人の役に立つこと」はガソリン
HSPは自分のことよりも周りや相手の立場にたって、どうすべきかと考えているものです。
ニーズが察知できるため人の役に立つことはとても自然なことであり、多くの人に感謝をされてきたことでしょう。
この「感謝されること」、「人の役に立つこと」はHSPにとって大きなやりがいとなります。
相手に喜ばれ、あなたも感謝される、やりがいを感じられる、そういった仕事にHSPは誇りを感じ、やる気がみなぎってくるのです。
この「感謝されること」はHSPの特性を引きだしやすく、かつ様々な分野に活用できるのであなたの「好き」を発揮できて人に感謝されることは何か、ぜひ探して欲しいと思います。
HSPのこだわりは非HSPには理解されにくい面がありますから、他の人の意見に惑わされずに、自分の気持ちにしたがってみてください!
3)HSPは「やりたいこと×特質」で実力を発揮しやすい!
HSPは幼い頃から好き嫌い、得手不得手がハッキリしています。
この特徴に私たちHSPは大いに振り回されてきたことと思いますが、実は、「向いていることを発見しやすい」というナビゲーションになるのです!
HSPの特徴でもある「感受性の強さ」を活かして、消去法で嫌いなこと、苦手なことは避けていきましょう。
その代わりに、得意なもの、容易に出来てしまうことをグングン伸ばしていくのです。
自然とムリなく出来てしまうことは適性があり、才能が活かせるので天職になる可能性が高いです。
HSPは非HSPにはない「繊細なセンサー」を装備しているので、この「特典」を活かさない手はありません。
HSPの繊細さや感性の豊かさを活かして、あなただけの武器にしてください。
実例紹介:猫写真家「沖昌之さん」の場合
実例としてちょっと猫写真家の沖昌之さんをご紹介させてください。
沖さんは猫を専門に撮る写真家で、Instagramは136,000フォロワーを誇る今や超人気のカメラマンです。
テレビの朝番組や猫雑誌に連載をもっているのでご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
沖昌之さん
https://www.instagram.com/okirakuoki/?hl=ja
https://twitter.com/okirakuoki
先日、テレビ番組で沖さんが野良猫を撮影している様子を拝見したのですが、終始、猫の気持ちを汲んで猫ファーストで接していました。
いい写真が撮りたい、というよりも、
とにかく猫がだいじ、
猫がかわいくてたまらない
という様子が画面からも伝わってくるのです。
そんな邪念がない沖さんだから警戒心の強い野良猫たちも心を開き、信頼をよせてくれるのでしょう。
沖さんの写真に写る猫たちは、みんなありのままでのびのびとしていて、なんとも愛らしいのです。
まさに沖さんにしか撮れないとっておきの写真です。
ここで、先ほどの公式を再び。
これを沖さんに当てはめてみると、
沖さんがHSPかどうかはわかりませんが、ご本人の映像を拝見しているかぎりでは、「HSPでは?」と思う点が多々ありました(※あくまでも個人的感想です)。
HSPでないとしても、猫の気持ちを汲むことができるという長所を存分に活かしている点は、上記の公式に当てはめることができると思います。
天職というのは、実は身近にころがっているものかもしれません。
沖さんも最初から猫カメラマンが天職だ!と目指していたわけではありません。
「楽しいな」ということを続けていたら、あれよあれよとたどり着いてしまった!という境地かと思います。
あなたもちょっとした「好き」や「やりたい」を大切に育ててみてください。
まとめ
いかがでしたか?
- HSPにとって仕事をする「目的」や「意義」は重要!
- HSPにとって「感謝されること、人の役に立つこと」はガソリン!
- HSPは「やりたいこと×特質」で実力を発揮しやすい!
HSPは非HSPにはない「繊細さ」「感受性の強さ」を持ち合わせていますが、これらはあなた次第でいかようにも伸ばすことが可能です。
好きなことであれば自然とがんばれるので、無理に努力しなくともスキルがあがったり、アイデアがわいてくることでしょう。
多少嫌なことがあっても好きなことであれば、乗り越えようと気力もわいてくるはずです。
仕事はつらくて我慢するものではなく、自分の可能性を広げられるもの、人の役に立つことができるものでもあります。
HSPのあなたがあなたらしくいられて、より一層輝ける、そんな居場所=天職がみつかることを祈っています!