人見知りで雑談が苦手なHSPのあなたでも、コミュニケーションのキャッチボールができるようになるんです!
それは、HSPならではの特徴を活かした「内向的な人のための会話術」にありました。
このコツは理屈さえ判ってしまえばモノになります。
自分の性格を変えようとしたり、トーク術の練習をする必要はありません!
さぁ、HSPのあなたも気軽に雑談ができるコツを習得してみませんか?
Contents
HSPには「コミュ症向けの会話術」があった!
HSPのあなたは知らない人とも難なく話せますか?
おそらくNO!と強く否定されると思います。
HSPは知らない人ばかりか、知っている相手でも雑談などのちょっとした会話が
苦手ですよね。
HSPの私は会話がスムーズに続く人がうらやましくて、どうして次から次へと話すことがあるんだろうと不思議で仕方がありませんでした。
「みんなはいったい何を話しているんだ?」とカフェで聞き耳を立てたり、テレビで芸能人の会話を熱心に聞いてみたり。
会話が続く!と話題になった本も何冊か読みましたが、どれも身につきませんでした。
HSPである自覚がある今なら、その理由がはっきり分かります。
なぜなら、世に出回っている会話術はHSP向けではないからです!
普通の会話術はHSPの私にはレベルが高すぎました(笑)。
わかっちゃいるけど、それができないから困っているんだけど…と、スタートラインにすら立てていない自分を責め、ますます自信喪失していたのです。
それから数年経ち、今、あたらめて会話術の本を探してみたところ、内向的な性格の人のための会話術の本を発見したのです!
上っ面のテクニックではない、HSPならではの手法なのです。
コミュ症気味の人でもできる、会話のキャッチボールの基礎編です。
とってもおすすめなので、かいつまんでポイントをご紹介しますね。
よかったら読んでみてください!
HSPがやっているコミュニケーション3つの勘違い!
HSPのあなたは、雑談とはこういうものだと思っていませんか?
- 笑い話で盛り上げなければならない
- たくさんしゃべらなければならない
- 豊富な話題をもっていなければならない
私は飲み会の帰りなど、大勢の人と会った後はいつもうまくしゃべれなかった自分を責めて落ち込んでいました。
そのことは別記事で書いていますのでよかったら読んでみてください。
https://hsp-channel.com/2019/08/02/drinking-party-measures/
あなたも心のどこかで笑いで盛り上がるのがいい雑談だと思っていませんか?
また、会話がとぎれずにスラスラと話せる人になろうとしていませんか?
営業職の人はとくに、話題を盛り上げて相手を笑わせてなんぼ、と思っているかもしれませんね。
実は、これが大きな勘違いだったんです!
HSPの特徴を活かしたトーク術は3つ!!
HSPが会話が苦手なのは性格的に仕方がないことでしょう。
相手の気持ちに敏感になるあまり言葉を慎重に選んだり、気まずくならないようにと気を遣って、おまけに楽しませなくては! なんて思っているんですから。
HSPにはHSPなりのトーク術があるのです。
- しゃべらないこと
- 盛り上げないこと
- 豊富な知識など不要
~『負けない雑談力』渡瀬 謙著 から引用
えーっ!まさか!と思うかもしれませんが、「雑談の目的は何かを考えればいい」んだとか。
意外と盲点、「雑談の目的」を見失わないように!
雑談の目的は
- 苦痛な状態からの回避
- 場の空気を温める
- 好印象を残す
~『“内向型”のための雑談術―自分にムリせずラクに話せる51のルール』渡瀬 謙著より引用
です。
相手からいい人だな、と思われたいのであれば無理をして自分がしゃべるのではなく、相手に気持ちよく話してもらえばいいのだそうです。
これが先ほどの雑談のコツ「しゃべらないこと」の意味です。
営業マンや接客の方も同様で、現にこの手法を確立された渡瀬氏はリクルート時代にトップセールルマンとして入社10カ月目で営業達成率全国トップの成績を残し、今では内向的な人にむけた「しゃべらない営業トレーナー」として活躍されています。
『営業という仕事は、他人とコミュニケーションをとるという面では、かなり鍛えられます。
そこで知ったのは、「むしろ自分ではしゃべらずに相手にしゃべってもらうほうが、雑談としての効果が高い」ということです。』~『“内向型”のための雑談術―自分にムリせずラクに話せる51のルール』渡瀬 謙著より引用
しゃべることが仕事の営業職でさえ、内向的な性格のままでうまくいくというのです!
これは、希望が持てますよね!
雑談は相手に気持ちよく話してもらえばいい!
おしゃべりがウマいに超したことはありませんが、HSPは無理をして別人になろうとしなくてもいいのです。
それよりもHSPの特徴を活かしたトーク術に徹してみてください。
相手に気持ちよくしゃべってもらうコツって?
雑談のコツは「相手に気持ちよくしゃべらせること」にあると先ほど述べました。
では、どうやってしゃべってもらえばいいのでしょうか?
雑談の前に「観察力」をみがけ!
相手にしゃべらせるにはトークの練習や会話に使えそうな知識の詰め込みではなく、「観察力」が役に立つとのことです。
『よく、若手の営業マンで、年配のお客様との雑談に苦労している人を見かけますが、それは相手と対等な知識がないと会話できないと思い込んでいるからです。
そもそも年が離れた人と同じ知識を持つことなど不可能です。
どんなに頑張っても追いつけません。
すぐれた雑談というのは、頭の中からでてくる情報ではなく、その場で見たり感じたりしたことを話題として出すものなのです。
つまり観察力ですね。』~『人見知り・口下手も関係ない 負けない雑談力』渡瀬 謙著 から引用
観察力なら瞬時にさまざまな情報に気が付くHSPの特徴が活かせる部分ですよね。
それも初対面のひとだったら「よくぞ気が付いてくれた」なんて好印象を残すこともできるかもしれません。
なんだかこれならできそうじゃありませんか?
具体的にどんなことを話せばいいの?
渡瀬氏によると、雑談のネタはいたるところに落ちているといいます。
- 相手に近い話
- 共通の話題(共通の知人、参加理由など)
- 相手の名前(名刺交換したらを名前を読み上げる)
- 事前に話題を調査(HPやSNS、近所を探索)
HSPはとっさに話しを振られてもアドリブが効かなかったり、あれもこれもと話題がうかんでしまって、しどろもどろになってしまうことがありますよね?
そんな時にそなえて、まずは相手の服装や髪型など身に付けている物で気づいたことがあれば感想を述べるといいのだそうです。
また、共通の知人の話しや会の参加理由など、お互いが共有できている話しだと会話もしやすいとのこと。
なるほど、と思ったのが名刺交換をした際に相手の名前を読み上げるといいのだとか。
普通に確認するだけでも会話になりますし、読みにくい名前、めずらしい名前などは相手の方も話し慣れているのでうってつけなんだそうです。
この他にも、詳しいテクニックは本にまとめられていますので、よかったら読んでみてください。
HSPにおすすめの雑談ができるようになる本
HSPの方におすすめの会話術の本は、なんといっても内向型向けコミュニケーションのパイオニアである渡瀬 謙さんの本です。
「しゃべらない」「しゃべってもらう」「黙って見せる」をモットーにしたサイレントセールスなるものを開発し、現在は内気で口下手な人でもコミュニケーション上手になれるセミナーを開催されています。
本を読んで頂ければわかりますが、渡瀬さんは超口下手のしゃべることが苦手な代表とも言える人です。
そんな内向的な性格にもかかわらず、かのリクルートで入社10ヶ月で全国営業達成率トップになられた功績の持ち主でもあります。
その影には、渡瀬さんが試行錯誤をかさねながら、自ら編み出した内向型でもできるコミュニケーション方法を確立されたからなのです。
たくさん著書がでていますが、今回は「HSPが雑談を出来るようになる本」ということでピックアップしました。
『負けない雑談力』
『私が書いていた雑談本のエッセンスをコンパクトに新書版としてまとめたもの。
雑談や会話の基本パターンを知っておけば、たいていの場合に応用できます。
簡潔な書き方をしているので、読みやすいつくりになっています。』~渡瀬 謙氏公式HPより引用
この記事でも参考にさせて頂いた本なのですが、雑談ネタの本としてとってもよくまとまっているので、まずはとっかかりの一冊としてもおすすめです。
雑談に必要な「観察力」のことから、相手に話してもらうための「質問力」、相手がどんどんしゃべり出してくれる「リアクションの取り方」、雑談で困ったときの「対処法」などが書かれています。
HSPが必読なのは第6章の「雑談だけで自己アピールできることを知っておこう」です。
HSPならではの特徴をどうやってアピールしたらいいのかが丁寧に書かれているので必読です。
「そうか、変に気張らずにこうやればいいんだ!」と励みになると思います。
『口ベタ、あがり症、人見知りのための「質問」で会話を盛り上げる方法』
内向型のトーク術として相手にしゃべらせるには、「質問」が効果的と述べましたが、
この本は「上手な質問の方法」を具体的・実践的に紹介しています。
パターン例として覚えてしまうととっても有効です。
私は何か話さなければ…というプレッシャーからつい突拍子もないことを質問してしまったり、唐突すぎて答えにくいような事を聞いて場をしらけさせてしまうことがあり、猛省しても後の祭り…という事が多々ありました。
そんな人はこの本に書かれている「質問のコツ3種類」に気をつけて質問していくと、相手とも普通に会話ができて心がおだやかでいられますよ!
番外編『「内向型の自分を変えたい」と思ったら読む本』
コチラの本は雑談がテーマではないのですが、内向的な性格で悩んでいるすべてのHSPに読んでもらいたい本です。
私が一番最初に手に取った渡瀬さんの本なのですが、すっかり渡瀬さんの繊細で不器用な(←失礼ですみません)お人柄に魅了されてしまいました。
この本では内向型=HSPとは明言されていませんが、内容からしてHSPど真ん中なものばかりです。
渡瀬さんの自伝的内容なのですが、どうやって内向型の自分が「弱み」を「強み」に変えていったかが書かれています。
ページをめくるたびに「あぁ、この生きずらさ、わかるよわかる~」と自分と同一視してしまいますよ。
人間関係でもめていたり、自分を変えたいけれどどうやったらいいのかわからない、というHSPさんにはおすすめです。
読んでいるうちにじわ~っと元気が湧きでてくるんですよね。
私はこの本でめちゃくちゃ励まされました。
断言しちゃいます、これはHSP向けの良書です!
是非、手に取ってみてください!
まとめ
いかがでしたか?
- HSPにはHSP向けの会話術を
- HSPがやっている3つの勘違いを捨てよう
- HSPの特徴を活かしたトーク術とは「しゃべらないこと」
- 相手に気持ちよくしゃべってもらうコツは「観察力」
- HSPにおすすめの雑談ができるようになる本
雑談ができるようになると苦手な人間関係もいつもの自分をキープしたまま、円滑にまわり始めます。
変なプレッシャーや苦手意識が「HSPならではのコツ」を心がけていくと、するするとほぐれていくので、よかったら渡瀬さんの本を手に取ってみてください。
ほんと勉強になりますし、何より無理に自分を変えないで話が出来るって自分に自信が持てますよ!
HSPで営業や接客についているけれどもトークが…と悩んでいる方にはコチラの本が役立つはずです。