HSPがやる仕事は丁寧でミスがなく、完成度が高いと評価される一方で、人よりも作業に時間がかかてしまったり、いっぺんに色々なことを処理するマルチタスクが苦手だったりします。
また、人に見られていると緊張してミスをしてしまう面もあります。
この記事では、そんなHSPの特徴を掘りさげて、どんな場面でなら活躍できて、どういったシチュエーションが苦手なのか、その理由とともに詳しく紹介しています。
Contents
HSPの作業はミスがなく完成度が高い
HSPは慎重に物事を進めるので自分のペースでできる作業が向いています。
自分のやり方で集中して丁寧にひとつひとつ処理していきたいのです。
そのため、往々にして時間がかかってしまうのですが、丁寧にことにあたっているため
その分ミスも少なく、仕上がりの完成度は高いのです。
人よりも時間がかかってしまう理由
HSPは作業中、小さな修正点や改善策などいろいろと細かい点に気がついてしまうため、
つい処理をしてしまい、人より時間がかかってしまうことがあります。
端から見ると、「完璧主義」と捉えられるかもしれませんが、HSP本人からして見るとそんなつもりはなく、ただ気づいたことを片っ端から処理しているだけなのです。
真面目に手を抜かずコツコツと作業にあたる点も、そう見られる要因でしょう。
マイペースなら存分に実力を発揮できる!
HSPは急な予定変更や時間が迫られた中で作業をするのがとても苦手なため、実力を発揮できるのは、「自分のペースが守れる」という条件下に限ります。
つい不測の事態にそなえて、先々に起こるかもしれないリスクを予測し、あれこれと作戦を立ててしまう傾向があるのです。
作業をはじめるときは自分の頭の中で組み立てたいくつかのプランの中から、最善策を選んで推し進めます。
そのため、突然の変更を言い渡されたり急かされてしまうと、プランの土台からひっくり返されることになるため、「作戦変更!」とまた一から状況を読み直さなければならず、頭の中が大忙しになって動けなくなってしまうのです。
HSPはマルチタスクが苦手
また、HSPは一度にあれもこれもやらなければいけないことがあると焦ってしまい、パニックになってしまいます。
いわゆるマルチタスクが苦手なのです。
ひとつのタスクでもあれこれと作戦を練ったり、最善策を考えたりと脳はフル回転しているため、タスクが複数になると、倍々方式で処理しきれなくなってしまうのです。
また、ひとつの事に深く集中してあたる傾向があるため、全体を見渡して、このタスクは60%の仕上がりで、こちらのタスクは40%で、というように複数の事柄を同時進行させることが苦手です。
完成度100%をひとつずつ、クオリティも100%、がHSPのやり方なのです。
丁寧に一つ一つ片付けていくため、「やってもやっても終わらない!」、「がむしゃらにやるしかない!」と自分で自分を追いつめてしまい、余計に混乱してしまうのです。
マルチタスクの対処法はこちらの記事で紹介していますので、よかったら読んでみてください。
https://hsp-channel.com/2019/06/01/how-to-deal-with-multitasking/
誰かに見られていると緊張してしまう
HSPにとって人に見られながらの作業はプレッシャーに感じ、緊張してしまいます。
相手の視線や表情からあれこれ読み取ってしまうため不安感が増してしまうのです。
また、真面目な点が不利に働いてしまい、「失敗してはいけない」「きちんとやらなければ」と思えば思うほど、普段はできていることもできなくなってしまいます。
あがり症なところもあるため、人前だと動作がぎこちなくなってミスを連発してしまったり、頭がうまくまわらなくなって、しどろもどろになってしまいます。
このように、HSPはここぞという場面で実力を発揮できなくなってしまう事があります。
普段から控えめでアピールが下手なところもありますから、さほど高い評価をもらえずに損をしている事もあるでしょう。
普段の実力を発揮できさえすれば、とても真面目で能力も高いはずなので、非常に口惜しい点です。
HSPなら自分の環境に気を配って!
このように、頭が真っ白になってしまったりパニックになってしまう傾向が強いのは、
HSPの神経が高ぶりやすい点も影響しています。
刺激に過敏に反応してしまうため、急な変化や時間に追われる環境はHSPには向いていないと言えるでしょう。
マイペースにコツコツじっくり向き合える作業なら、本来の実力を存分に発揮することができますので、自分の身を置く環境には充分な注意が必要です。
https://hsp-channel.com/2019/06/01/how-to-deal-with-multitasking/