Contents
『血液栄養解析を活用!うつぬけ食事術』について
著者の奥平智之先生は栄養専門の精神科医としてご活躍されています。
前著の『マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ』が大ヒットしているようです!
前著の『マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ』は「鉄欠乏症」のことがメインで書かれていましたが、今回ご紹介する『血液栄養解析を活用! うつぬけ食事術』は「栄養型うつ」が中心となっています。
鉄分以外の栄養素が不足していてもうつ状態に影響するそうで、前著でその点を書ききれなかったため、今回の出版となったそうです。
前回に引き続きマンガでわかりやすく
- 「栄養型うつ」について
- 6タイプ別・「栄養型うつ」の対処法
- 「栄養型うつ」に効く腸の改善方法
- 食べて治すレシピやおすすめ食材&漢方
- 血液検査で栄養不調を読み解く
が解説されています。
この本を読めば、自分にとって必要な栄養素の特徴や、心体に及ぼす影響が頭に入るようになっているので、本当に自信を持っておすすめできる一冊です!
https://hsp-channel.com/2019/04/04/book-tabeteutsunuke/
こんな人は要注意! 症状が隠れていることも!
健康診断や血液検査の結果を見て、すべて基準値内でオールAだからといって安心してはいけません!
「わたし、貧血じゃないし」、なんて他人事と思っていませんか?
などのうつ症状がある場合は、要注意なんです!
『基準値内とは、大きな問題はないということだけで、栄養の問題が潜んでいることがあるんです。栄養医学的に数値をみるとすべて赤信号と黄色信号』
『血液栄養解析を活用!うつぬけ食事術』奥平 智之 (著)より引用
ということもあるんだそうです。
貧血も「貧血のない鉄欠乏」というのがあり、全て基準値内で貧血がないにもかかわらず、
症状や身体所見、食事などから栄養医学的にみると「鉄不足型」「炎症型」などと見たてがつくのだそうです。
うつ症状があるのは心身ともにかなりつらい状況だと思います。
でも検査結果で数値的には問題がない、となると心の問題だから精神科に診てもらう、となりますよね。
もしくは二の足を踏んでしまい、放置したまま…という方が大半ではないでしょうか。
けれども、食事を改善し、栄養の問題を解決すると、うつ症状がなくなることがあるのです!
※このタイプを「栄養型うつ」といいます。
精神科にお世話になる前に、まずは血液検査の結果から自分が栄養医学的にはどういう状態にあるのかを調べてみてもいいのではないでしょうか?
この本の最後には検査結果の数値を栄養学的に読みとく方法が掲載されていますので、参考になると思います。
「栄養型うつ」とは?
うつ、疲れやすい、睡眠障害(不眠/過眠)、食欲異常(食欲不振/過食)などの症状のこと
鉄欠乏などの栄養の問題を解決することでよくなる「うつ」のこと。
「栄養型うつ」は奥平智之先生が名付け、注意喚起とともに広めようと活動されています。
栄養面から血液検査の結果を深読みしていくと「栄養型うつ」かどうかが判ります。
- 鉄欠乏うつ
- 亜鉛欠乏うつ
- マグネシウムうつ
- Bタンパク欠乏うつ
- コレステロール欠乏うつ
- ビタミンD欠乏うつ
本に掲載されているチェックリストで、自分がどれにあてはまるかがわかります。
タイプ別に症状の注意点や、避けるべき食べ物、積極的に摂る食べ物などの細かいアドバイスが掲載されています。
貧血にも種類があり、まったく対処法が異なっているため素人判断は危険です。
きちんと本で知識を得て、病院にかかることをおすすめします。
あなたのその不調は「栄養型うつ」かも
栄養型うつと精神疾患は症状が似通っていることがあるため、残念ながら混合されたり、誤った診断を下される人もいます。
■栄養型うつと間違えられやすい精神疾患
適応障害
うつ病
気分変調症
認知症
パーソナリティ障害
統合失調症
不安障害
産後うつ病
更年期障害
躁うつ病 など
かなり多くの精神疾患と混合されていることに驚きますが、もしかすると、あなたの不調の原因は「栄養型うつ」なのかもしれませんし、栄養が不足したことから精神疾患に移行した可能性もあります。
『精神疾患に、栄養が原因となるうつ症状が、重なっていることが少なくありません。
栄養の問題を解決すると、一部の症状が改善したり、薬の効きがよくなったり、
体質改善の結果、薬の副作用の軽減や減薬につながったりすることもあります』『血液栄養解析を活用!うつぬけ食事術』奥平 智之 (著)より引用
処方箋だけでなく、栄養面を整えることで回復がグンと底上げされるので、是非、自分にあった栄養を補給してもらいたいと思います。
本当に食事療法って効果があるの?
栄養でうつ症状が改善するなんて信じられないと思うかもしれませんが、これは事実なのです。
メンタルヘルス領域では栄養の問題は重要視されていないのが現状です。
なぜならば、医者は病気や怪我の治療の専門家であって栄養士ではないからです。
医学部では栄養学は学ばないため、多くの医者は栄養面、特に食事療法が治療に有効だとわかっていながらも、薬を処方することで対処しているのです。
ミクスOnline『医学部での栄養学講義 医師の7割以上が「必要」』
https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/42663/Default.aspx
このことはベストセラーになっている『うつ消しごはん―タンパク質と鉄をたっぷり摂れば心と体はみるみる軽くなる!』の著者、藤川 徳美先生も指摘されています。
しかし、奥平先生の、とある企業での産業医としての実体験によると、産業医面談を受けた人の中で薬物治療を必要とする人が50%から30%に減り、休職者が10%ほど減ったのだそうです。
実例数がすくないながらも、結果、でていますよね。
この事実は見逃してはならないと思います!
注意!きちんと病院で診断をうけましょう
栄養型うつは体の問題です。
内科でかまいませんので、医療機関で血液検査と適切な診断を受けましょう。
自己判断は非常に危険です。
心の不調が2週間以上続く場合は、うつ病に移行してしまう可能性もあります。
精神疾患は「死ぬ可能性のある病気」です。
早期発見のためにも医療機関を受診し、体の問題なのか、うつ病などの精神の病いなのかを判断してもらうようにしてください。
奥平先生が勤務されているのは埼玉県の川越にある山口病院です。
精神科の初診は予約制とのことですので、もし行かれる方はお気をつけください。
※ただし、2年先まで予約がいっぱいとの情報も目にしました。ご自身で確認してみてください。
山口病院
http://www.yamaguchi-hospital.jp/
〒350-1122 埼玉県川越市脇田町16-13
栄養型うつを治すポイントは「腸」!
栄養型うつを早く治すには「腸」が重要とのことです。
腸内環境をよくするためには
腸内細菌に多様性をもたせることが重要です。
免疫細胞の約7割が腸に集中しているのですが、大切なのはそのバランス。
乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌だけでなく、大腸菌などの悪玉菌、日和見菌のバランスをとることが大切です。
- 善玉菌が多く含まれた食材を摂る
- 善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖も摂取する
腸をよくするには、まずは口腔ケア!
腸のケアで何で口なの?と思いますよね。
実は口の中には700種類の細菌が存在しており、有害菌が多すぎると腸に流れ込んで腸内環境を悪化させてしまうのだとか。
そのため、歯磨きなどの口腔ケアが大事なのです。
口の中を清潔に保つことは単なる虫歯予防だけでなく、歯周病にならないためにも大切なことです(歯周病は糖尿病や脳梗塞など全身にさまざまな症状を引き起こします)。
歯磨きだけでなく、有害な菌を死滅させてくれるL8020入りのマウスウォッシュを併用することをおすすめします。
L8020という乳酸菌がかなり優秀で、
「L8020の乳酸菌入り水溶液10mlとの接触後に「虫歯菌」は99.9%以上死滅」
と、虫歯予防に効果があることが実証されています。
歯磨きタイプも発売されていました!(↓別サイトにとびます)
広島大学の研究から生まれたL8020乳酸菌を使った新しいマウスウォッシュ【ラクレッシュ】虫歯が消えた??
私はL8020乳酸菌入りのマウスウォッシュを数年前から使用していますが、歯科検診で初期の虫歯が見つかり、次回は治療で削りましょうと予約をするのですが、いざ当日、レントゲンを撮ってみると黒い影(虫歯)がなくなっているのです。
一度ならまぁ、そんなこともあるか、と思うのですが、3度もあったため、密かにこのマウスウォッシュのおかげでは?と思っています。
原因はわかっていませんが、口臭予防にもなり、口の中がさっぱりするので愛用しています。
※ヒリヒリして刺激が強すぎる方にはアルコールを含まない低刺激タイプをおすすめします。
舌苔(ぜったい)対策はしていますか?
舌苔は細菌の温床であり、口臭の原因となります。
舌苔の中の病原菌が気管から肺に入ると、誤嚥性(ごえんせい)肺炎の原因となったり、厚く堆積した舌苔は味を感じる味蕾(みらい)を覆うため、健全な味覚を障害する可能性が指摘されるなど、さまざまな口腔内トラブルの発生原因となっています。
グリコ「お口の衛生についての研究」より引用
歯ブラシでゴシゴシと磨いている方は今すぐやめて欲しいと歯科医の先生がおっしゃっていました。
力が余計に入ってしまい、舌を守っている粘膜を剥がしてしまうのだそうです。
私はこちらののクリーナーを朝晩使っていますが、喉の奥のほうまで入れてもオエっとならないので使い易いですよ。
栄養型うつの食事療法って何を食べたらいいの?
本ではおすすめの食材、消化吸収を助ける工夫、レシピ例なども掲載されていますが、
ここではポイントだけをご紹介しておきます。
栄養型うつに効く食べ物
①肉・魚・卵などのタンパク質をしっかりとる
②糖質過多の食事メニューを改善
糖質の高いお菓子、ジュースや小麦製品を控える
③腸のはたらきを良くする
・オメガ3脂肪酸(魚油のEPA、えごま油、アマニ油)、食物繊維、オリゴ糖を摂って善玉菌を増やす
・カンジダ菌などの有害な菌を減らす
栄養型うつの人は控えた方がいい食べ物
精製糖、小麦製品、乳製品、アルコール、カフェイン、添加物、加工品、まぐろなどの大型魚、トランス脂肪酸、オメガ6の油
精製された炭水化物などの糖質の多い食事の害については、こちらの記事にくわしくまとめています。
理由がわかると無理をせずに節制できますよ!
https://hsp-channel.com/2019/03/29/characteristic-to-cause-of-hunger/
https://hsp-channel.com/2019/03/28/characteristic-to-sensitive-to-food/
さいごに
メンタルの不調がまさか食事で改善するなんて。
前著である『マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ』
を手に取ったときは、よくある大げさに騒ぎ立てた本なんだろうと眉唾ものとして読んだのですが、その内容は医師が書いただけに、理論も納得できるものでした。
これはもっと詳しく知りたい、そう思いたって立て続けに奥平先生の著書を読みあさり、これはメンタルの不調で悩んでいるHSPの方に是非ともお知らせしたい、とご紹介した次第です。
よくよく考えてみたら、食べたもので私たちの健康は作られているのですから、メンタルの不調が食事で改善するのも当然のことかもしれません。
けれども、あなたは日ごろの食事をどのくらい意識して取っていますか?
お腹がすいたから、今日は好きなものを食べよう、などと栄養のことは二の次になりがちですし、そもそも自分に必要な栄養素が何なのか、知らない方がほとんどだと思います。
何かしらの不調やストレスを抱えている方は、まずは本を読んでみて欲しいと思います。
この本では自分の症状の原因から、不足している栄養素までがわかるようになっています。
レシピやおすすめの食材、漢方なども網羅されていますので、すぐに食事や生活習慣に取り入れることができます。
「栄養型うつ」の治療法が広まれば、むやみに薬を服用しなくても自己治癒力を高め、抵抗力をつけることができます。
ストレスやうつ症状に悩んでいるHSPの方は、知っておいて損はない内容になっていますので、まずは一読してみて欲しいと思います。
https://hsp-channel.com/2019/04/04/book-tabeteutsunuke/